バイト初日に向けて

服装・持ち物ともに、面接や採用が決まった時点で指示があれば、それに従います。採用が決まると数種類の書類を渡されることがありますが、その中に服装や持ち物の指示が書面であることも。まぎれて見落としていた！……ということのないよう、しっかり見直しておきましょう。

特に指示がない場合は、服装は面接のときと同様に「きれいめ」にまとめるのが好印象です。ラフなファッションが好みなら、周囲のバイト仲間の服装を観察しながら、徐々にドレスダウンしていきましょう。

持ち物は、メモと筆記用具は基本中の基本。初出勤の日に提出を求められている書類は、前日までに記入を済ませておきましょう。出勤してから書類を書くこともあるので、印鑑や、給与振込用の口座番号も用意しておくといいでしょう。

チームワークを重視する職場では、ミーティングなどの場で自己紹介を求められる可能性も。名前と仕事への意気込みを簡単に述べる程度で充分ですが、急に振られると焦ってしまいがち。事前に準備しておくと安心です。

新しい職場、初めて会うバイト仲間たち…バイト初日は緊張して当たり前ですが、ガチガチになりすぎて覚えるべき仕事が頭に残らない、なんてことになっては本末転倒です。

緊張しすぎないコツは、心に余裕を持つこと。あらかじめ初日の行動をシミュレーションしておく、当日は時間に余裕を持って出勤する、同僚スタッフには自分からにこやかに挨拶する、など、事前のイメトレとゆとりある行動がポイントです。話すスピードを意識してゆっくりめにするのも、心を落ち着かせるのに効果的です。

なお、以前に同じような職種のバイト経験があったとしても、新しい職場への敬意をもった態度を心がけましょう。それぞれのバイト先でのルールに従います。

バイト初日は、次から次へと新しいことを教わって、とても覚えきれない！ということもしばしば。でも、仕事では、一度教わったことを何度も質問するのはNGです。逐一メモをとって、記録に残しておきましょう。バイトが終わったら、メモを見ながらその日にしたことを「復習」すると、早く仕事を覚えられること請け合いです。

仕事中にわからないことが出てきたら、自己判断せずにその場で確認することも大切。周囲の人が忙しそうだと気が引けるかもしれませんが、わからないまま進めてミスにつながると、かえって周りの人の仕事を増やしてしまいます。わからないことを堂々と聞けるのは新人の特権ですから、勇気をもって質問を。

与えられた仕事が一段落して手が空いたときは、さらに仕事を覚えるチャンスです。「お手伝いできることはありませんか？」と、自分から積極的に声かけをしていきましょう。