アルバイトの採用面接、服装は?持ち物は?受け答えのコツは?
バイトの面接は、もっとも緊張するひととき。ここでしっかり自分の人柄と意欲を伝え、採用を勝ち取りたいものです。当日になってあわてないよう、あらかじめポイントを押さえておきましょう。
服装も受け答えも「きちんと」「清潔感」が好印象。
聞かれそうな質問には、答えを準備しておこう。
持ち物は余裕を持って準備をし、忘れ物がないか再確認!
01
就職活動のようなスーツでなくてもかまいませんが、こざっぱりと清潔な衣類を着用しましょう。無地か控えめな柄のシャツに膝丈のスカートやパンツ、スラックスなどがおすすめです。デニムよりもチノパンのほうが、きちんと感がアップ。
やむを得ずデニムにする場合は、ダメージのない「キレイめ」なものを。
派手な色柄や露出が多い服、ヨレヨレになっている服は避けましょう。女性のスカート丈は、面接で椅子に座ったときに予想以上に裾が上がることがあるので、その点も注意します。
靴は革靴やパンプス、またはスニーカーで。ブーツやサンダルはやめておいたほうが無難です。ネイルやアクセサリーも控えめに。
男女ともに、ボサボサに見えないよう整えましょう。前髪が目にかかると表情が暗く見えがちなので、要注意。長い髪はひとつに結んでおくと、きちんとした印象になります。
茶髪は明るすぎないナチュラルカラーなら一般的には問題ありませんが、金髪に近い明るい色や奇抜な色は、特に接客系ではNGのことも。「ここで働きたい!」というお店があれば、働いている人の雰囲気を事前に観察しておくと、判断の参考になるでしょう。
02
当日は何かとあわてがち。筆記用具や印鑑、履歴書など面接時に持参するよう指定された書類は、前日までにはすべて揃えておきましょう。地図や、担当者の名前・連絡先などはスマホに保存しておくだけでなく、電池切れなど万一のトラブルに備え、紙でも持っておくと安心です。
面接の場で採用が決まる場合、雇用に関する書類を渡されることがあります。カバンはA4サイズが入るものにしましょう。服装と同じく、派手ではないものがおすすめです。
03
面接の場所には、指定された時刻の5~10分前に着くようにしましょう。到着したら、受付やインフォメーション、または近くにいる従業員に自分の氏名と担当者の名前を告げてアルバイト面接に来た旨を伝え、邪魔にならない場所で待ちます。
なお、電車が遅れたなどで指定の時刻に間に合わなそうなときは、とにかく早めに担当者へ連絡を入れましょう。連絡する際は、どれくらい遅れそうかの目安も伝えます。道に迷って遅刻というのもよくあることなので、不安な場合は時間に余裕を持たせて家を出ましょう。
実際に面接するのは、飲食店なら営業時間外に店内の空いているテーブルだったり、企業なら社内の会議室だったり、近くの喫茶店だったりとまちまちです。いずれの場合も、面接担当者が現れたら再度自分の名前を告げ、すすめられてから着席します。椅子の背にもたれず背筋を伸ばして座り、足や腕は組まないようにします。
面接は多くの場合、相手が履歴書や応募フォームの記載を見ながら質問し、それに答える形で進みます。答えるときは、相手の顔を見ながら落ち着いた口調で、聞き取りやすいようハッキリと話すことを心がけましょう。なお、面接担当者がラフな口調で話しかけてきたからといって、こちらも友人へ話すような言葉づかいにならないよう注意!
面接担当者が「ではこれで」と終わりを告げたら、立ち上がり「ありがとうございました」とお礼を言ってから退室します。合否はいつ、どのように連絡されるのかを確認しておきましょう。
04
アルバイトの面接でよく聞かれる質問です。回答内容を考えておくと、当日スムーズに答えられます。
面接の場は、担当者や周囲の雰囲気から、バイト先の職場環境を知るチャンスでもあります。最後に「質問は?」と聞かれることは多いですが、出勤時の服装や勤務内容に関してなど不安な点があれば、しっかり確認しておきましょう。
ただし、「休みはとりやすいですか?」「福利厚生はありますか?」など、待遇のことばかりを確認したり、仕事への意欲を疑われそうな質問をしたりすることはやめましょう