みんなのバイトライフを覗けるコラム

塾講師のアルバイトってどんな感じ？

塾で教えるアルバイトは、大学生に人気の職種のひとつ。授業は夕方からという塾が多く、週1コマから担当可能な職場もあるので、学業やサークルなど大学生活との両立はしやすいようです。時給が高めなことも魅力ですね。ただ、一口に塾と言ってもいろいろ。塾講師のアルバイトの内容を見ていきましょう。

塾には大きく分けて集団塾と個別指導塾とがある

地域によっては、街中にあふれるようにある塾。塾講師のアルバイトを考えたとき、どこでバイトしようか迷う学生さんもいるでしょう。
一般的に塾は、集団塾と個別指導塾とに分かれます。

集団塾は、学校のようないわゆる「教室スタイル」で、講師が多人数の生徒たちに授業を行います。基本的には1名の講師が教卓に立って、黒板やホワイトボードを使いながら、テキストやプリントといった教材に沿って授業を進めます。昔からある塾のスタイルといえるでしょう。
生徒の人数は、数名程度から数十名と、塾によってかなり差があります。
集団塾の中でも、数名程度を1クラスとして授業を行う塾は、「少人数授業」や「少人数制」と呼称していることもあるようです。

一方、個別指導塾は、講師1名と生徒1名のマンツーマンや、講師1名に生徒2名、多くても3名程度までで授業を行います。近年、非常に教室数が増えているスタイルの塾です。授業はフロアにいくつものブースが設けられ、各ブース内で行われます。

集団塾の講師に求められることは？

大学生といえど、塾に採用され講師となったら、教室では自分が生徒を導く立場。生徒たちを授業にひきつけ、引っ張っていける力が求められます。授業のやり方については、通常、それぞれの塾で研修が行われ、社員講師による指導があります。

研修内容は塾によって異なりますが、講師としての心構えを学ぶことから始まるところもあるようです。模擬授業を行って社員講師からアドバイスをもらったり、先輩講師の授業を見学してから臨んだりと、実際に授業を担当するまでにみっちりと研修を積む塾もあります。研修内容はある程度応募要項に書かれていることもありますが、不明な点や質問したいことがあれば、応募の際に確認しましょう。
実際に仕事を始めてから、「こんなはずではなかった」というのは避けたいですね。

集団塾の授業はあらかじめ決まっている年間のカリキュラムに沿って進められるため、担当する授業で教える内容は指定されています。

個別指導塾の講師に求められることは？

個別指導塾は、一度に担当する生徒は1～3名なので、それぞれの生徒の習熟度に合わせて柔軟に指導していく力が求められます。生徒とマンツーマンで教えるときにはその生徒だけに集中できますが、1コマで生徒2～3名を担当するときは、1人に教えている間は別の生徒には課題を解かせ、それぞれに対応するスタイルで教えます。同じ時間に異なる内容を扱うので、頭を切り替えて質問にも対応できるようにしておく準備が必要でしょう。

教えることは好きだけれど、集団授業は緊張しそうで苦手といったタイプの人や、少数の生徒をじっくり教えたいという人に向いている仕事といえそうです。
研修はやはり塾によって内容が異なりますが、集団塾よりは早く実際の授業を受け持つことが多いようです。
また、時給は集団塾に比較すると低めとなりがちです。

服装、髪型はきっちりめが標準

一般的に塾講師でのアルバイトでは、きっちりとした服装が求められます。大手の塾では、紺やグレーなど落ち着いた色合いのスーツに、清潔感のある髪型、茶髪NGなどと規定されていることもあります。
個人経営の塾ではもっとゆるやかな服装を許容していることもあるので、実際にどんな服装で出勤したらいいか迷ったら、直接聞いてみましょう。

塾での給料は担当時間数×時給で計算されますが、1コマごとの手当などが支給される塾もあります。また、授業前後の準備については経験や得意科目かどうかなどによって、かかる時間が変わってくるでしょう。

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