みんなのバイトライフを覗けるコラム

飲食店でのバイト面接でよく聞かれることは？質問例＆回答例

求人がコンスタントにあり、業態もさまざまな飲食店。未経験者OKの求人割合が比較的高く、主婦や学生のバイト先としてうってつけです。飲食店アルバイトの面接でよく聞かれる質問と、回答ポイントをいくつかご紹介します。

「なぜうちの店で働きたいのですか？」と聞かれたら

面接のはじめに聞かれることが多いのは「志望理由」。どうして飲食店関係のバイトに興味を持ったのか、そのお店を選んだ理由などは、きちんと話せるようにしておきましょう。事前に履歴書をしっかり読み返して、書いてある内容と矛盾のないように気を付けて。

また、志望理由を答えるとき、「家の近所だから」「仕事内容が簡単そうだから」といった条件面のメリットをあまりにストレートに述べるより、言い方を工夫してみましょう。

「近くて便利」→「ふだんから身近に感じているお店で、活気のある雰囲気に惹かれたので、その一員として働いてみたいと思いました」
「自分でもできそう」→「飲食関係という、生活と切り離せない分野の仕事に挑戦することで、多くのお客さんの役にたてるのではと考えました」

……といった具合に、うまく自分自身の意欲をアピールする方向に言い換えましょう。

「これまでに飲食店でのバイト経験はありますか？」と聞かれたら

過去に同業種のバイト経験があれば、お店としては即戦力として期待できます。どんな仕事を担当していたか、具体的に伝えましょう。
大学や専門学校で栄養や調理を学んでいる学生さんや、料理が得意な主婦の方、飲食店向きのスキルを持っている場合も、どんどんアピールを。

一方、特に経験やスキルがなくても、気後れする必要はありません。
「料理が好きなので、バイトでの業務を通して自分のスキルを磨いていきたいと思います」「人あたりのいい性格を生かして、ホールスタッフとしてお客様に快適なサービスを提供したいです」など、希望する職種にからめて、堂々とアプローチすればOKです。

「シフトの希望はありますか？」と聞かれたら

「いつから働けますか？」「週に何日間入れますか？」など、具体的なシフトに関する質問が出てきたら、バイト面接の第一段階が突破できた手応えありだといえるでしょう。

飲食店のバイトは週単位～月単位でシフトを決めるお店が多いので、自分のスケジュールや希望は最初にきちんと伝えておくとスムーズです。
「だいたいいつでも大丈夫です」と曖昧な返事をしたり、「週によって違うのですが……」と急に細かい話をしたりするのではなく、曜日や時間帯などのルーティンが伝えられるといいですね。

例えば、「月・水・金曜日の18時以降が希望です。水曜日は日中の時間帯も働けます」など、具体的に即答できるよう準備しておきましょう。

「希望と違う仕事でも働きますか？」と聞かれたら

本来、求人広告と違う条件で雇用するのは店側の信用問題にも関わること。「思わぬ質問に対してどう答えるか」を見られていると考えて、必要以上にうろたえず、誠意をもって答えるのが正解です。

例えば「キッチン（厨房での調理）ではなくホール（店内での接客）でも可能？」と聞かれた場合、実際に対応できるのであれば、「はい、自分の可能性を広げるためにも挑戦してみたいです！」と前向きに答えられたら、印象は確実にアップするでしょう。

ただ、採用されたい一心で無理して受け入れても、後々つらくなって長続きしないのでは本末転倒。もし自分自身の状況や希望に合わない場合は、「今回はキッチン希望で応募させていただいたので」など、きちんと伝える勇気も必要です。返答内容よりも、自分の発言に責任をもって回答する姿勢が第一ですね。

飲食店でのバイトで「ご質問は？」と聞かれたら

面接の終わりに、お店側から「質問はありますか？」と促してくることがあります。自ら進んで質問する姿勢をみている場合もあるので、しっかり答えましょう。
「いえ、特にありません」で済ませてしまったり、焦って、募集の文面を読めばわかるようなありきたりな質問をしたりするのは逆効果です。

「繁忙期など、決まったシフトより多く働くことはできますか？」「髪型や服装など、気をつけておくことがあれば教えてください」など、自分がそのお店で働くことを具体的にイメージした質問は好感度アップに。

「○○がお店の看板メニューと伺っていますが、どういった経緯で生まれたのですか？」といった、お店の歴史に寄り添う気持ちを出すのもいいですね。
意欲や自主性を買われるような質問を、ぜひいくつか用意しておきましょう。